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アースデイとやま2020(リモート・アースデイ)

 アースデイとやま2020は、9月27日に無事に開催いたしました。

 新型コロナウイルス感染症の発生という未曾有の状況の中、1991年より続いてきた「アースデイとやま」の灯を守ることができたのは、ご参加いただいた皆様、ご協力いただいた皆様のおかげです。ここに改めてお礼を申し上げると共に、来年以降も引き続き「アースデイとやま」の活動にご関心を寄せていただきますよう、お願い申し上げます。

報告書

 今年度の総括となる報告書を作成しました。当日の様子なども掲載されてております。

テーマ

「野生のいのちと、ヒトのくらし。」

 2019 年に富山県内外で大きな問題となったツキノワグマなど各種中大型野生哺乳類の出没や農林業被害の増加、イノシシが媒介する豚熱(豚コレラ)の感染拡大などの「野生動物問題」を受け、また本年が2010 年の国際生物多様性年から始まる「国連生物多様性の10 年」の終了年であることに鑑み、野生動物と人の生活のつながり、両者の共存のあり方を多くの人々と共に考えます。

開催日時

2020年9月27日(日曜日)9時30分~16時00分

参加方法

Zoomを利用した遠隔開催

「リモート・アースデイ」に向けて -実行委員長あいさつ

アースデイとやま2020実行委員長 横畑泰志(富山大学理学部)

 今年のアースデイとやまは、新型コロナウイルス感染症への対応として、例年のようなフェスティバル形式による開催を取りやめ、オンラインでの開催となりました。屋外での開放的な雰囲気のもとに、ワークショップなどの参加体験型の企画を中心に、環境と人々とのつながりやさまざまな環境問題への対策について語り合う、例年のような方式を取れなかったことは大変残念なことですが、皆様の命と健康あっての環境ですからやむを得ません。特に毎年の出展や出店を楽しみにされていた方には大変申し訳なく存じますが、「2020年にはアースデイとやまが開催できなかった」という最悪の事態を避けるためとご理解ください。

 さて、アースデイとやまは多くの方々のご参加・ご協力を得て1991年から継続的に開催されていますが、その準備のために前年末頃から有志による準備会を開催して原案を作成し、新年に第1回実行委員会を開催してその年の実行委員長やテーマを決め、概ね2週間に1回程度のペースで10回ほどの会合を繰り返し、5月後半頃の開催に至ってきました。今年も当初はこの形で進めており、4月にはプレ企画として「アースデイ・パレード」の実施も準備していましたが、新型コロナウイルス感染症が大きな問題になり、まずパレードの中止(第4回)に始まり、5月から9月への延期(第5回)、さらにオンライン開催への変更(第9回)などとこれまで経験したことのない変更が相次ぎ、リモート開催も含めて16回という恐らくこれまでにない回数になる予定です。その中で、2017年まで長く実行委員長を務められていた本田恭子さんのご逝去(6月20日)という悲しい出来事もありました。まさに「痛みを伴う」約半年間の展開の中で、ようやく9月27日の開催を迎えつつあることに、例年とは異なるさまざまな想いが浮かびます。

 そのようにしてやっと作り上げてきた「リモート・アースデイ」ですが、そのテーマは「野生のいのちと、ヒトのくらし。」。ホームページの前文にありますように、2019年のクマやイノシシなどの問題の発生を受けて、この日1日は野生動物と私たちとの共存について考えたいと思います。新型コロナウイルスも、その起源は野生の世界に存在していたものでした。数々の絶滅危惧種と、「有害」とされる動物たちと、里山の生き物たちと、私たちがどのように向き合い、何をしたらいいのか、一緒に語り合い考えていきましょう。

プログラム

9時30分~10時00分 オープニング

10時00分~12時30分 第I部「PECとやま SDGsトークカフェ『生き物』も生きやすい富山って?? 」

※ オンラインでも参加者みんなで対話できる企画です。
※ グラフィック・レコーディング(対話の様子を絵や文字でリアルタイムで表現していく方法)を取り入れます。

① チェックイン
② キーノートスピーチ: 「歴史と生態から考える、富山の野生生物との共存」
③ パネルトーク: 「経済活動と生き物(家畜・林業・中山間地)」
④ 参加者対話「生き物も生きやすい富山って??」

13時00分~15時45分 第II部「アースデイ・トーク 野生のいのちと、ヒトの暮らし。」

A.(13時00分~) トーク1.「絶滅危惧種を守るために、私たちにできること」+ 富山市ファミリーパーク実況中継1
B.(13時45分~) アースデイとやま関連団体紹介コーナー1
C.(14時00分~) トーク2.「野生動物の「害」を考える」+ 富山市ファミリーパーク実況中継2
D.(14時45分~) アースデイとやま関連団体紹介コーナー2
E. (15時00分~)トーク3.「里山のいのち、ヒトのくらし。」+ 富山市ファミリーパーク実況中継3

15時45分~16時00分 クロージング

第I部 トークカフェの説明資料(要旨)

A. 歴史と生態から考える富山の野生生物との共存

横畑泰志(富山大学理学部・アースデイとやま2020実行委員会)

 富山県は優れた自然環境に恵まれているが、他の地域と同様に、野生動物と人間の間に人身被害、農林業被害、感染症の媒介などの様々な「野生動物問題」が存在する。その克服には、野生動物と人間の関係の歴史や、動物の生態に関する広範囲な理解が必要である。

【駆除個体の性比からみたクマとの共存】

 ツキノワグマの大量出没は2002年以降全国で頻繁に起こるようになり、富山県では特に大きな問題になってきた。低地で捕殺されたクマの性比は雄側に大きく偏っており、行動学的な性差によるものと考えられる。クマ類は特定のつがい関係の極めて希薄な「乱婚」型の社会システムを持っており、雄の個体数が一時的に減少しても集団の存続に及ぼす影響は比較的小さい。人命を守るためにどうしても必要なら、人里に降りてきた個体の射殺に躊躇するべきではない。それはクマを人間の敵にしないためにも必要なことであろう。

【歴史と生態からみた北陸のイノシシ対策・豚コレラ対策】

 イノシシは積雪と狩猟技術の発達の相乗効果によって、過去に富山県や石川県で絶滅した。2017年の推定で富山県内に1万9千頭の個体がいるとされており、さらに増加傾向にある。寿命は短く、2~3年程で世代が交代してしまう。豚コレラ対策として経口ワクチンの大量散布が提案されたが、これらのことからまったく有効性はないであろう。駆除個体の分析から、積雪の変動がイノシシの食性や繁殖に大きく影響することがわかってきた。多雪年の集中的な個体群抑制策が、現実的に有効な唯一のイノシシ対策かもしれない。

【すべての生物との共存をめざす海岸生物相研究 -どの種も取り残さない】

 重油流出事故や大陸での極めて大規模な山林火災のような広域環境破壊・汚染事故の際には、しばしばラッコや海鳥、コアラのような象徴的な動物に関心が集まるが、普通種やいわゆる有害生物を含むすべての生物との共存を目指すべきである。ナホトカ号重油流出事故をきっかけに、石川・富山両県の多種多様な海岸動植物の分布情報を収集・分析して、広域事故発生時の自然環境保全の優先順位を適正化するための研究を行ってきたので、簡単に紹介する。その発展には専門家でない一般市民を含む多くの人々の協力が欠かせない。

【「人間のため」で構わない -なぜ生物多様性を守るのか】

 生物多様性の保全の理由には、人間のために必要だからとする「人間中心主義」と、生物には人間から独立した存在価値があるとする「生物中心主義」がある。生物多様性の保全には自然や生物に無関心な、またはそれらを好まない人々も含めた全人類的な協力が必要であり、それには説明の容易な人間中心主義のほうが適しているであろう。この主義には、人間に直接役立たない生物を軽視するという問題があるが、生態系の複雑さや人間の無知を知ることと、生物利用の進歩の点から、この問題はかなり克服できると考えられる。

B. 中間山地の暮らしと豚熱(ゴーバル40年と豚熱の2年)

「簡素で 美しい 暮らしを目指して、上機嫌に 楽しく、喜んで、共に生きる。」
石原潔(山のハム工房ゴーバル代表)
1.「安心・安全・おいしい」だけに留まらない食べ物を作って届ける。山のハム工房ゴーバルの仕事。

 遺伝子組み換えでないトウモロコシ、大豆を餌に、アニマルウェルフェアを考慮して育てた豚を材料に、発色剤、化学調味料、保存料など使わずに、手仕事で丁寧にゆっくり時間をかけて加工する。まるごと仕入れるので多様な製品を手がける。手早くスライスし真空パックし冷凍した精肉から、季節に合わせた野菜ソーセージや長期間熟成の生ハムまで多くの商品がある。製品は志ある販売者や直販で食卓に届けている。

2.子育てとイベントの40年。歩み。

(人口1800人 産業と耕地少ない串原村、ほとんどが山林)

 1980年、太田夫妻の住家にて岩村昇先生の支援を受けて、武義和・桝本進・石原潔・石原眞木子がアジア生活農場ゴーバル設立。アジアの農村で働く人の交流するための共同生活の場をつくる。理念 "Living is sharing"「生きることは分かち合うこと]。

 1980年食肉製品製造許可をとりハムの製造販売を開始。株式会社愛農流通センター設立に参加。夏期は林間学校を開く。アジア保健研修所(AHI)PHD、アジア学院との交わりを持つ。NHK「明るい農村」で全国に紹介される。各地の愛農流通組織が製品を引き受けてくれる。山下政一AHI事務局長の尽力もありYWCA(名古屋、東京、京都)にも繋がりが出来る。名古屋生活クラブ、ポランの広場(ゾンネガルテン)、各地の教会や集会の応援も大きかった。武義和は愛農高校教員、石原眞木子は障害児教育に、桝本尚子は中学校教員として、それぞれ一時期関わった。桝本進は山人舎の名前で桝本楳子の書の本や桝本華子句集などを作成した。愛農高校専攻科生の受け入れも断続的におこなった。

 1987年串原食肉加工組合ゴーバル設立。串原村養豚組合(1981年養豚団地完成)と協力。農水省補助金を受け農畜産物加工処理場を1988年つくる。

 2018年4月 屋号を山のハム工房ゴーバルに変更。

 2020年10月 株式会社 山のハム工房ゴーバルに組織変更。従業員20名)

思想的背景:基督教独立学園に在学し鈴木弼美先生、桝本忠雄先生から無教会主義基督教を学ぶ。酪農学園にて三愛精神(神と人と土を愛する精神)を学ぶ。高校当時より岩村昇先生や伊藤邦幸先生らが日本の戦争責任を受け止め海外医療協力に献身する様子に影響を受け、農村での生き方を模索した。1978年頃ころから高度経済成長に沸く日本社会のなかで一歩退き、アジアの草の根の人々、都市と農村の人々の交流の場を構想した。自分たちの生活を見直し、土に根ざして本物の食べ物をつくる農場を模索。タゴールの思想にも造詣の深い太田夫妻に助けられ串原村に事業をはじめることができた。1985年から2000年にかけゴーバル聖書合宿を行った。現在は聖書集会として毎週開催。

3.豚熱 (豚コレラ)CSF

 2018年夏、岐阜市で豚熱 国内26年ぶり発生(確認9月)。

 ウイルス系統が中国由来と推定。発生農家、外国人など非難。初動の悪さなど行政非難。

 封じ込め戦略。県境に防護柵。イノシシに経口ワクチン散布。農場衛生管理基準の見直し。

 2019年 8県にひろがる。16万頭殺処分。関東地方にも拡大。

 農水省 2019年10月、一年かかって「ようやく」ワクチン接種を決める。

 背景 人的往来、物流の拡大。伝染病拡大の要因。

 農山村の疲弊。イノシシの頭数も活動領域も拡大。

 山林環境の問題。気候要因、不作。野生動物の管理不十分。環境省から猟友会まで。

 農水省。家畜保健衛生所の弱体化。輸出偏重の農業政策。

 ワクチン接種による非清浄国認定を恐れた。

 少量の豚肉輸出にこだわり、他の非清浄国からの輸入圧力も理由にした。

 岐阜県豚肉生産全国の6%。一部利権の為、少数者の切り捨てをやって恥じない。

 口蹄疫の教訓があるはずだが、マーカーワクチンの開発を怠ってきた。

 2019年7月28日 串原養豚、石原弦の農場でも豚熱発生 全頭殺処分

 2020年5月28日 養豚10ヶ月ぶり再開 母豚導入。16頭。

 2020年7月29日 母豚2回目の導入。20頭。5ヶ月齢。

 半年後母豚に。年内に母豚56頭まで増やす予定。

 肉豚出荷は2021年春以降の予定。

 飼育頭数を適正規模に抑え、アニマルウェルフェアへの取り組みを強化。

 飼育頭数を適正規模に抑え、アニマルウェルフェアへの取り組みを強化。

第II部 アースデイ・トークの概要

アースデイ・トーク1. 「絶滅危惧種を守るために、私たちにできること」

ゲスト: 村井仁志 さん(富山市ファミリーパーク動物課・課長)

 現在地球上では、毎日数十種の生物が姿を消していると推測されています。その原因の多くは気候変動や外来生物のような人間活動の影響によるもので、結果的に人間社会にも多くの悪影響が及ぶと心配されています。その中でも、多くの個人や団体が生物の多様性を守る活動を繰り広げていて、SDGsの中でも14(海洋資源)や15(陸域の生物多様性)などに取り上げられています。里山の自然環境の保全や絶滅危惧種の保護に活躍しているとてもユニークな動物園、富山市ファミリーパークの村井仁志さんをお招きして、動物園の立場でできること、やっていることを皮切りに、いろいろな立場の「私たち」に自然環境や生物多様性守るためにできることを考えていきたいと思います。

アースデイ・トーク2.「野生動物の「害」を考える」

ゲスト: 大井徹 さん(石川県立大学・生物資源環境学部 教授、日本クマネットワーク前代表)

 富山県では2002年以来何度かツキノワグマの大量出没がありました。昨年もそれに当たり、大きな話題になりましたが、今年もブナやミズナラの凶作が伝えられ、秋の大量出没が心配されています。人身被害を起こしてしまうクマの他にも、富山にはニホンザルやイノシシなど農業被害を起こしてしまう動物もいて、イノシシやシカは自然環境への影響までも心配されています。でも、こうした野生動物を1頭残らず絶滅させてしまえ、という人は非常に少なくて、大半の方は心のどこかで動物たちとの共存を望んでいると思います。これらの動物たちを「有害」なものにしているのは何なのか、どうしたら野生動物と共存していけるのか、大型哺乳動物の生態に詳しい大井 徹さんをお招きして、こうした問題について考えていきましょう。

アースデイ・トーク3.「里山のいのち、ヒトのくらし」

ゲスト: 中村浩二 さん(石川県自然史資料館館長、金沢大学名誉教授)

  多くの野生生物のすみかである里山は、農業、林業、薪炭林の場であるとともに、都市住民の憩いの場としても大切な役割を果たしてきました。燃料革命(より便利なガス、石油の普及)、都市化の進行などにともなって、それらの価値は小さくなり、(高度成長期から1980年代くらいまで)多くの里山が乱開発によって失われてきました。(それ以降、とくに最近は)北陸地方はじめ各地では、過疎高齢化により、農地と造林地の管理放棄が深刻な問題になっています。野生動物の出没や農林業被害が問題となってきた最近では、動物と人間の生活圏の緩衝地帯としての里山の役割が見直されています。昆虫の生態学から出発して、能登半島の里山やフィリピンのSATOYAMAに関わる人々の教育に大きな成果を上げてこられた中村浩二さんをお招きして、国際的な視点も交えながら里山とそれを取り巻く人の未来について語っていただきたいと思います。

出演者の紹介

横畑泰志 さん(富山大学理学部教授)

横畑泰志
フクシマ調査のため防護服を着たモグラ研究者

 学生時代(岐阜大学)にニホンカモシカの解剖研究に参加、後に北海道大学で日本産モグラ類の寄生虫の研究で獣医学博士号を取得。1991年の富山大学着任以後は、様々な野生動物の寄生虫やモグラの生態などを研究。絶滅危惧種センカクモグラの住む尖閣諸島魚釣島の野生化ヤギ問題などに対する活動に取り組む。県内でもアースデイとやまの実行委員長やNPO法人立山自然保護ネットワークの理事長として、自然や環境の保全に取り組んでおられます。


石原潔 さん(山のハム工房ゴーバル代表)

石原潔

 清水市出身。基督教独立学園卒業後、北海道・大阪で獣医学を学び、岐阜県農業共済組合連合会で3年間家畜共済事業に従事したのち、1980年恵那郡串原村にIターン。家族、友人とアジア生活農場ゴーバルをはじめる。(株)愛農流通センターの立ち上げに参加。農場では小規模の畑、羊と乳牛の飼育、独自のハム製造、5人の子育てをしながら、アジア保健研修所のボランティア、アジア学院・韓国のプルム学園の学生受け入れ、子ども達と夏の林間学校をした。1988年に地元養豚農家と食肉加工組合を結成した。アーシャ(アジア農民と歩む会)に招かれアラハバードで食肉加工のお手伝い。昨年は一年闘病。愛農高校専攻科生受入れを続けている。


島田優平 さん(島田木材代表取締役社長)

島田優平

 昭和52年 南砺市井波生まれ。都内の大学卒業後、奈良県吉野にて林業の世界に踏み出す。富山県にUターンをして、県庁での公務員勤務の後、2008年より家業の林業に携わる。地域林業を支える認定事業体として若手社員を積極的に雇用し、林業を盛り上げている。近年は南砺市が推進するエコビレッジ構想に呼応し、森林・木材をキーワードにして、地域の持続可能性に貢献できる事業の推進にかかわっている。


村井仁志 さん(富山市ファミリーパーク動物課課長)

村井仁志

 富山市ファミリーパークに1987年から勤務。日本産動物の飼育展示および繁殖に取り組む傍ら、富山県内の野生哺乳類の分布情報の収集と公開などの活動を続ける。現在は動物課の課長さんとして、絶滅危惧種ツシマヤマネコの飼育やライチョウの人工繁殖に取り組み、この十年は室堂に足を運び、ライチョウの写真撮影を続けておられます。


大井徹 さん(石川県立大学生物資源環境学部教授)

大井徹
金沢市のクマの調査地一画にて
金沢市街地周辺にもクマの生息地が広がっている

 富山県高岡市出身。京都大学卒業(理学博士)後、独立行政法人森林総合研究所・野生動物研究領域長、東京大学大学院教授(併任)を経て、 2015年より現職。クマ、サル、シカなど野生動物の生態、保護管理のための研究が専門。富山県を含めたいくつかの県の野生動物管理検討委員会委員、日本クマネットワーク代表などを歴任しておられます。


中村浩二 さん(石川県立自然史資料館館長、金沢大学名誉教授)

中村浩二
フィリピン・イフガオ州のパナウエ棚田にて

 学生時代(京都大学)には昆虫生態学を専攻し、農学博士を取得。1977年に金沢大学理学部(当時)に着任。インドネシアなどで熱帯昆虫の野外研究を続けるかたわら、2007年、「能登里山マイスター養成プログラム」を開始し、若手社会人の人材育成を通して、能登半島と石川県の里山里海の保全活用、地域活性化に取り組む。2013年からはフィリピンのイフガオ棚田でも人材育成事業を実施中。2017年から石川県立自然史資料館館長をしておられます。


協力団体

公益財団法人富山市ファミリーパーク公社・PECとやま・光教寺(南砺市)・NPO法人Bamboo saves the earth


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最終更新日: 2021年5月6日