アースデイとやま

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アースデイとやま2022

アースデイとやま2022は、6月5日に無事開催されました。

 本年は、2019年以来の現地開催となりました。新型コロナウイルス感染症の発生という状況の中、2020年以降はオンライン開催となっておりましたが、1991年より続いてきた「アースデイとやま」の灯を守ることができたのは、ご参加いただいた皆様、ご協力いただいた皆様のおかげです。ここに改めてお礼を申し上げると共に、来年以降も引き続き「アースデイとやま」の活動にご関心を寄せていただきますよう、お願い申し上げます。

報告書

 2022年度の総括となる報告書を作成しました。当日の様子なども掲載されてております。

テーマ

「止めよう温暖化、今、わたしたちにできること」

 昨年も新型コロナウイルス感染症の猛威が世界を席巻し、今後もさらなる変異株の出現などにより、この感染症への対応が続くと考えられます。昨年のアースデイとやま2021も、コロナ禍やコロナ後の私たちの持続可能な生き方を模索するものでした。

 しかしその一方で、地球規模に拡大した環境問題は今や待ったなしの状況にあり、特に地球温暖化などの気候変動問題には、コロナ禍でいっそう分断の進んだ世界が改めて力を合わせ、乗り越えてゆくことが迫られています。日常生活や産業、生物多様性に大きな影響が及ぶ中、グローバルな現状把握に基づいて、自分たちが暮らしの中でできる身近な対策を探る必要があります。コロナ対策で培われてきた「みんなで力を合わせて乗り越える」姿勢がそれにも活かされていけば、この2年間の苦労も無駄ではなかったということになるでしょう。

開催日時

2022年6月5日(日曜日)9時~16時

会場

富山市ファミリーパーク

プログラム

 各アースデイトーク・セッションの出演者については、アースデイトークの出演者 ▶ をご参照ください。

9時30分~9時50分 オープニング

9時50分~10時20分 BGMの演奏

10時20分~11時20分 アースデイトーク・セッション 1「キミにもわかる地球温暖化」

ゲスト
青木 一真 氏(富山大学理学部)
張 勁 氏(富山大学理学部)
ホスト
横畑 泰志 氏(富山大学理学部)

11時20分~11時40分 ミュージックライブ 1

12時00分~12時25分 PRタイム

12時25分~13時25分 アースデイトーク・セッション 2「温暖化、私たちにできること」 1

ゲスト
池田 通則 氏(とやまの木で家をつくる会)
脇山 正美 氏(泊漁業協同組合)
ホスト
橋本 順子 氏(有限会社土遊野)

13時25分~14時05分 ミュージックライブ 2

14時05分~15時05分 アースデイトーク・セッション 3「温暖化、私たちにできること」 2

ゲスト
若林 徹 氏(富山県生活協同組合連合会)
横畑 泰志 氏(富山大学生活協同組合)
ホスト
牧野 由美 氏(小杉高等学校)

15時05分~15時45分 ミュージックライブ 3

16時00分 クロージング

アースデイトークの出演者

 地球温暖化や気候変動の問題をさまざまな角度から考えて、私たち一人ひとりにどんなことができるのか考える機会とします。

セッション1「キミにもわかる地球温暖化」

ゲスト
青木 一真 氏(富山大学理学部) - 大気に関わる環境の研究

青木一真

 雲や大気中に浮遊する微粒子(エアロゾル)が地球の気候に与える影響について、極域から熱帯、海洋から山岳域まで、世界中で太陽放射観測などを行い、地球温暖化などの気候問題の解明に取り組んでいます。富山大学立山施設(浄土山)の管理人のひとり。


張 勁 氏(富山大学理学部) - 水に関わる環境の研究

張勁

 地球環境における物質循環のメカニズムを解明するために、海洋・陸水および大気中の微量元素と同位体を「指紋」として捉え、分析しています。沿岸地下水湧水系や深海性冷湧水の形成メカニズム、日本海深層循環の変動、さらに人為起源物質の縁辺海・北太平洋生態系への影響等を研究しています。SCOR(国際海洋研究科学委員会)副会長、日本学術会議連携会員、環日本海環境協力センター理事。

 研究内容を一言で言うと、“楽しく調べ、考える、そして感動する”ことを醍醐味として、水の履歴書とも言える「巡る水と物質」を追うことです。


ホスト
横畑 泰志 氏(富山大学理学部) - 生き物に関わる環境の研究

横畑泰志

 学生時代(岐阜大学)にニホンカモシカの解剖研究に参加、後に北海道大学で日本産モグラ類の寄生虫の研究で獣医学博士号を取得。1991年の富山大学着任以後は、様々な野生動物の寄生虫やモグラの生態などを研究。絶滅危惧種センカクモグラの住む尖閣諸島魚釣島の野生化ヤギ問題などに対する活動に取り組む。県内でもアースデイとやまの実行委員長やNPO法人立山自然保護ネットワークの理事長として、自然や環境の保全に取り組んでいる。


セッション2「温暖化、私たちにできること」 1

ゲスト
池田 通則 氏(とやまの木で家をつくる会) - 建築業での取組み

池田通則

1954年東京生まれ、日本大学理工学部建築学科卒業、設計事務所勤務後、1998年から池田建築設計事務所・一級建築士
こども園・住宅・デイケアハウス・研修所などを設計

建築家仲間と環境問題を学び、2000年NPO法人とやまの木で家をつくる会を設立。会は地域の木を活用することで、地球温暖化防止と治水に貢献しようとPR活動をしています。

(公社)富山県建築士会・ヘリテージネットワークとやまで、歴史的建造物の調査・保存・活用の活動をしています。

価値ある建物を次の世代に残していきたいと思っています。


脇山 正美 氏(泊漁業協同組合) - 漁業での取組み

脇山正美

「富山県で一番小さな漁協の挑戦」

泊漁業協同組合 代表理事 組合長。

1961年4月26日生まれ。

平成3年からの黒部川排砂、黒部川連携に反対。

NGO団体 海を守る会代表。

平成11年から泊漁協組合長に就任。

現在は持続可能な漁協づくりをテーマに活動。

漁業者の高齢化、魚価安の問題点、漁場整備、育てる漁業、環境保護などテーマ別に問題提起し解決策をさぐる。


ホスト
橋本 順子 氏(有限会社土遊野) - 農業での取組み

橋本順子

 1954年茨城県産まれ。お茶の水女子大学教育心理学科卒。東京にて精神保健ソーシャルワーカーとして勤務後、富山県で足立原先生が展開した『草刈り十字軍』『人と土の大学』に参加したことがきっかけで、東京出身の夫と出会い38年前に結婚と同時に富山市の里山に移住し、有機農業に取り組む。現在持続可能な有畜循環型有機農場『土遊野』を展開。小水力、太陽光発電で電気自動車2台を充電し配達もしている。


セッション3「温暖化、私たちにできること」 2

ゲスト
若林 徹 氏(富山県生活協同組合連合会) - とやま生協の取り組み

若林徹

 1986年に富山県生協へ入協。2007年に常勤理事に就任。2017年に常務理事に就任、富山県生協連へ出向、現在に至る。富山県SDGs推進連絡協議会の委員でもあり、「富山県SDGs宣言」として「エシカル消費の推進」「食品ロス・食品廃棄物の削減」「海洋ゴミ削減」に向け、会員生協やNPOと連携しながら取り組みを推進している。


横畑 泰志 氏(富山大学生活協同組合) - 大学生協の取り組み

横畑泰志

 学生時代(岐阜大学・北海道大学)に大学生協の総代、監事、総代会議長などとして活動、富山大学生協では2002年より理事、2004年より副理事長(環境担当)を経て2009年より理事長。大学生協北陸事業連合監事などを経て、現在は全国大学生協連合会教職員委員(環境・防災プロジェクト)、関西・北陸事業連合教職員オブザーバー。SDGs普及啓発の講演会講師や全国教職員セミナー富山大会の実行委員長として、環境関連の分野を中心に大学生協運動の推進に取り組んでいる。


ホスト
牧野 由美 氏(小杉高等学校) - 一般生活者の視点から

牧野由美

 1992年に富山で開催された国際青年の村をきっかけにボランティア活動に参加するようになりました。最近では環境サミットが開催された時に合わせて行われたとやま市民フォーラムとアースデイとやま、東日本大震災の被災者の方と共に活動した、とまや311ネットなどに関わり、様々な分野の素敵な生き方をされている方々に出会えました。次世代の若者に学んだことを伝えていけたらと思っています。当日は、是非皆さんの積極的なご参加を宜しくお願いします。



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最終更新日: 2024年1月30日